スポーツ

いきなり首位打者争い 巨人・小林誠司の打撃進化は本物か

好調は続くか(時事通信フォト)

 開幕から1か月が過ぎると、両リーグの打者・投手の個人成績上位には、従前の予想と、だいぶ違う顔ぶれが並ぶ。セ・リーグ首位打者争いは予想外の“新顔”が上位を占める。中日の新外国人・アルモンテ(28)と昨年まで2年連続リーグ最低打率の巨人・小林誠司(28)だ。

「アルモンテは、練習態度が真面目で首脳陣の評価は高い。得点圏打率が5割を超す勝負強さも際立っている。メキシカンリーグ時代から伸ばしている“幸運のあごヒゲ”は森(繁和)監督の許可を得て伸ばし続けており、もう10センチ位の長さになっている。彼がホームランを打った後にベンチの選手が“ひげタッチ”するのがゲン担ぎになるなどチームにも溶け込んでいる。まァ、幸運のヒゲを触っても、他の選手はほとんどが2割台ですが……。

 一方の小林は、キャンプでOBの松井秀喜氏から軸足を意識するようマンツーマン指導を受け、“打撃フォームに明らかな進化が見られる”というのが他球団スコアラーの評価。ドラフトで捕手4人を補強し、競争意識が駆り立てられた」(スポーツ紙デスク)

 ただ、野球評論家の広澤克実氏の見方は冷静だ。

「プロのバッテリーは、打たれた相手には配球をどんどん変えるが、抑えているバッターに対しては変えない。小林は昨季までずっと2割スレスレでしたから、相手の配球パターンが変わらず、それにようやく慣れたということでしょう。捕手としては呆れるほど遅いが、これからは各球団が攻め方を変えてくるから、まだ本物かは判断できない」

※週刊ポスト2018年5月18日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン