今シーズンの埼玉西武ライオンズは、とにかく打撃の力が抜きんでている。3割打者が並び、首位を独走する西武の重量打線の中心が4番・山川穂高(26)。「シーズン68本塁打、205打点ペース」と、日本新記録を更新する勢いだ。(数字は4月30日時点)
「山川は、本拠地でのデーゲーム後に西武第二球場へ直行し、納得できるまでバットを振り込む“努力の人”。試合後は必ず、ビデオでのスイングチェックも欠かさない」(西武担当記者)
そうした努力もあって、「辻(発彦)監督は昨年の就任直後から山川を4番にすると決めていたようだ」というのは、西武OBの野球評論家・山崎裕之氏だ。
「かつての4番・中村剛也(34)の調子がこの数年、上がらずにいますから。監督の期待に十分応えている。去年まではパンチ力だけだったが、今季はタイミングを外された時でもボールをとらえられるようになった。開幕前から30本は打つと思っていたが、40本以上に修正しないといけませんね」
※週刊ポスト2018年5月18日号