数々の健康法がメディアに取り上げられ、関連本がベストセラーになっているが、どれをやってみるといいのか、迷ってしまう。だが、新潟大学名誉教授の岡田正彦医師は、こう注意を促す。
「根拠が曖昧であったり、効果が誇大に謳われている健康法が浸透している場合があります。健康法の根拠となるメカニズムを理解した上で、健康を害さずに正しく効果が得られるよう実践することが大切です」
そこで今回、巷で浸透している健康法は本当に効果があるのか、医師のアドバイスをもとに★印(最高は★5つ)で格付けした。
【水飲みダイエット(★)】
「毎食前にコップ2杯の水を飲む」など、水飲みダイエットには様々な実践法がある。いずれも、とにかく水を飲めば痩せるというシンプルなダイエット法だ。
「いくら水でも飲みすぎると害がある。例えば1日2リットル以上飲む方法は血中のカリウムやナトリウムなどの濃度が薄まり、体が疲れやすくなったり、足がつりやすくなったりします」(岡田医師)