ロシアW杯が目前に迫る中、日本代表への選出が注目される本田圭佑(31)は、所属先のメキシコ・パチューカからの退団を表明。6月に開催されるロシアW杯後の去就について、移籍先候補として米国やスペインのチームが報じられたが、先日のメキシコ紙のインタビューでは、「私は大きな野望を持った人間で、サッカーだけでなく、挑戦したいことがたくさんある」(4月26日)と“引退”を示唆するような発言も見られた。
そんな中、本誌は気になる情報を入手した。
「本田さんがW杯後にカンボジア代表の監督になるのではという噂が広まっています」(本田の知人の経営者)
実は本田とカンボジアの関係は深い。本誌は今年1月、〈本田圭佑「代表復帰」より真剣な「謎の投資セミナー」勧誘スピーチ〉(1月28日号)と題し、本田がカンボジア政府の後押しを受けて、仮想通貨ビジネスに参画するのではないかと報じた。
本田は自身のツイッターで本誌の記事を引用し、〈週刊誌さん、取材お疲れ様です。意外に宣伝下手な僕の代わりに宣伝をありがとう〉とコメントしていた。
本田は2015年のW杯予選でカンボジアを訪れたことをきっかけに、同国サッカー協会副会長のキウ・ソメス氏と親交を深めた。政府の役人でもあるソメス氏が仲介して、フン・セン首相と会合を持ったこともあった。そうした繋がりから、2016年末にはカンボジアのクラブチームの経営に乗り出している。
「本田さんは近年、世界平和を真剣に考えており、貧困地域に貢献したいという思いが強い。カンボジアはW杯とは無縁のサッカー後進国(FIFAランキング168位)ですが、国の中枢とのパイプもあるし、代表チームに何らかの形で関わるのではないかとみられているのです」(前出の経営者)