国内

ゲーム感覚で簡単に利用の出会い系アプリ、“パパ活”の温床に

マッチングアプリを“パパ活”に利用する人も(写真/アフロ)


現在、出会い系アプリは多種多様に登場していて、実際に結ばれる男女も増加している。しかし、マッチングアプリが市民権を得て流行しているとはいえ、「負」の側面がゼロとはいい切れないのも確かだ。

その1つが「パパ活」の温床となっていることだ。ウェブメディア「Japan In-depth」編集長の安倍宏行さんが言う。

「『パパ活』とは昔の『パトロン探し』で、お金に困っている若者が金銭的に支援してくれるパトロンを探すということです。日本でも『シュガーダディ』『ペイターズ』『HICLASS TOKYO』といったアプリは若い世代がパトロンと出会う機会を生み出している。スマホの普及によってこうしたアプリに簡単に登録できるし、ネットに慣れ親しんだ若い世代はゲーム感覚で簡単に利用しています」

実際に「パパ活」をしている25才OLが打ち明ける。

「表向きは『平凡な毎日にときめきがほしい』としていますが、本当の目的は援助交際です。私は『シュガーダディ』など複数のパパ活アプリを使って、2人のパパをキープしています。このアプリの登録男性には70代や80代もいて『お互いが信頼できる関係になれば支援します』とストレートなメッセージが来ます」

2017年6月には渡部篤郎(50才)主演で「パパ活」をテーマにしたドラマも放送されたが、現実には危険も多い。

「若い子は出会い系アプリに驚くほど警戒心がなく、悪い大人たちの毒牙にかかりやすい。1対1で会ってお酒も入れば危険なことも起こりやすい。若い子ほど出会い系アプリの危険性についての教育が必要です」(安倍さん)

また、出会い系アプリは「不倫」の温床との指摘もある。超実践派恋愛コンサルタントのSaiさんはこう語る。

「出会い系アプリは火遊び願望のある人たちの利用も多い。そういう人たちはフェイスブックなどのアカウントと紐づかないアプリを使います。既婚者であることを隠してアプリに参加する人も結構いるんです」

実際に火遊びを経験したことがあるパート主婦(39才)が言う。

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン