ジャニーズ事務所を契約解除となり、TOKIOの“元メンバー”となった山口達也(46)。騒動の影響を最も受けているのが、4年連続で年間視聴率三冠王を達成し、目下敵なしのはずの日本テレビだという。日テレは7日、山口が出演する全番組からの降板を発表したが、『ZIP!』の関係者はこう明かす。
「山口が降板するのか、後任が誰か、といった情報は現場のスタッフには全く知らされていませんでした。上層部がバタバタしているという様子だけはわかるが、スタッフの間では、“後任はジャニーズ事務所から出すらしい”という噂が一人歩きしていた」
さらに影響が大きいとみられているのが、「山口が“大黒柱”としてフル稼働していた」(別の日テレ関係者)という『ザ!鉄腕!DASH!!』だ。
「4年連続の三冠王への貢献度でいえば、日曜19時~のゴールデン枠で15%ほどの数字が取れる『鉄腕DASH』の功績は大きい。とくに『DASH村』の企画では、農作業の収穫や動物の飼育などで山口がフル稼働し、多くのファンから“アイドルじゃなく、完全に農家の人”と言われるほどだった。
それだけに、山口が抜けた4人のメンバーだけでは“村が立ち行かない”という声も聞こえてきますが、現段階では総集編を放送して、視聴者の反応をうかがいながら今後の番組について考えていくしかない。何も決まっていないような状態です」(同前)
人気番組のピンチにも“ほぼ無策”だというのだ。そこで、「思い切ったテコ入れをしてみては」と提案するのは、漫画家の杉作J太郎氏だ。
「番組ファンは、大自然に溶け込んで頑張っているTOKIOが見たいんじゃないですか。『DASH村』よりもっと過酷な環境の、ジャングルみたいな山に籠もって、何日間かサバイバル生活をしてみるのはどうでしょう。大自然で強みを持つメンバーが抜けて不安があるなら、ゲスト隊長に藤岡弘、さん(72)をお呼びして、探検隊をやってみるとか。自然の中で自分たちを見つめなおしてみてもいいんじゃないか」
“農家の人”から“探検隊”へ──死角なき一強に生まれたまさかの事態には“劇薬”が必要なのかもしれない。
※週刊ポスト2018年5月25日号