「名前の最後に“6”がつくのは韓国に同姓同名のプロが5人いるから。もちろん抵抗はありません。後援会の名前も『ラッキー6』です。ファンも愛着をこめて『ホットシックス』と呼んでくれるし、ボールやキャディバックにも『6』が入っています」
自身の“名前”の由来をそう説明するのは、国内女子ゴルフの4大メジャーの1つ『ワールドサロンパスカップ』(5月3~6日)で3位に入った21歳の新星イ・ジョンウン6だ。
3日目までは2位の鈴木愛(24)に4打差を付けてトップ。自身が掲げる「日本メジャー初参戦・初優勝」が目前に迫っていたが、最終日にまさかの大崩れで3位に終わった。
「昨年の韓国ツアー賞金女王で、同ツアー初の平均ストローク60台を記録するなど6冠に輝き、実力は折り紙付きです。日本ツアーの参加資格が来季から厳格化されるため、日本の試合に出る機会はまだ限定的だが、不調にあえぎ、今回予選落ちしたイ・ボミ(29)に代わる“スター”候補ではないか」(ゴルフ誌記者)
韓国体育大学の現役女子大生で171センチと抜群のスタイルを誇る。そのプレイスタイルも特徴的だ。
グリーンでラインを読むとき、通常はカップに向かって体を正対させるが、彼女は横向きでしゃがんで顔だけカップへ向ける。サロンパスカップの会場で本人にその理由を聞いたところ、「横から見た方がよく見えるから」と照れ笑いばかり。