日本人が愛してやまない国民食・カレー。ブログ「カレーですよ。」にて4700件以上の食べ歩き記事を掲載し、これまでに1万食以上のカレーを食したはぴい(飯塚敦)氏が語る。
「東京は世界一の食の宝庫で、食べられるカレーも実に多種多様。各店が個性を打ち出し群雄割拠する様を楽しめます。
最近特に盛り上がっているのは京王新線の幡ヶ谷エリア。新旧入り混じった美味しい店が集中しています」
その幡ヶ谷エリアで、はぴい氏が注目している店のひとつが、ミュージシャンの店主が営む『ウミネコカレー』だ。「毎日食べられて元気になる」をコンセプトに、身体に優しい具材や調味料を厳選した本格カレーを提供する。
「ポークカレー」は上州せせらぎポークのモモ肉を使い、たっぷりのトマトとビネガーの酸味でスッキリ爽やかな味わいに。噛むほどに旨みを感じる赤身肉が、程よいスパイシーさとよく合う。「ひよこ豆のカレー」は、大粒でホクホクした食感のひよこ豆がたっぷり入り、甘い香りのスパイス・カスリメティが利いた優しい味わい。どちらも油控えめで胃に優しいが深いコクがあり、爽やかな風味のターメリックライスとの相性も抜群だ。
●ウミネコカレー(幡ヶ谷)
・住所:東京都渋谷区幡ヶ谷1-32-16
・営業時間:12時~14時半(L.O.)、18時~20時半(L.O.)。火曜はランチのみ営業
・定休日:月曜日
撮影■岩本 朗
※週刊ポスト2018年6月1日号