繁殖期になると1日に100頭ものメスと交尾することもあるというオットセイ。その“絶倫”ぶりにあやかろうと、オットセイの睾丸は古くから精力剤として重宝されてきた。
徳川家康もオットセイの睾丸を愛用していたと伝えられている。漢方では、動物の睾丸や精巣などの生殖器を食べることは、精力アップに効果があるとされているが、医学的な裏付けはあるのか。漢方に詳しい薬剤師の杉山卓也氏が言う。
「オットセイの睾丸にはアミノ酸の一種であるアルギニンが豊富に含まれています。アルギニンは男性ホルモンの分泌を促すので、精力増強効果が強いのです。さらにEPAやDHAいった血液をサラサラにして血流をよくする成分も含まれているので、それによる勃起促進効果も期待できます」
◆専門家による格付け(最高は★5つ):★★★★★
※週刊ポスト2018年6月8日号