「夫の不倫」に直面したとき、6割の妻が離婚を真剣に考える一方で、残りの4割は「離婚を考えない」という。1年ちょっと前まで“おしどり”で知られた渡辺謙と南果歩夫妻の場合、渡辺がいくら頭を垂れても、妻の心には響かず、ついに5月17日、ふたりは離婚が成立していたことを明らかにした。この離婚で、南への財産分与は10億円近くになるのではといわれている。
渡辺が南の乳がん闘病中に不倫していたこともあり、報道当時は一般女性のほぼ100%が「謙さん、ヒドイ!」という反応だった。しかし、「離婚」という結論が出てみるとリアクションはさまざま。
ネット上には、《あんな不倫をされたら、即離婚。可能なかぎり慰謝料を要求するのは当たり前》という意見もあれば、《南果歩も、渡辺謙を略奪したじゃん! かわいそうだけど、因果応報》《もともと浮気癖を承知のうえで結婚したんでしょ?》という声もチラホラ。さらには離婚そのものについても《私なら離婚しない。というか、離婚後のことを思うと踏み切れない》などと複雑な思いを吐露する人もいる。
今クールの話題のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)でも、夫に不倫された“サレ妻”の中谷美紀(42才)は、不倫相手(木村多江・47才)に追い詰められながらも、何とか夫婦関係の再生を目指してもがいている。
現実の生活でも、夫に不倫されても「即、離婚」とはいかない妻は多いという。NTTドコモ運営のネットサイトが2017年7月に実施したアンケート調査では、「夫に浮気をされて真剣に離婚を考える妻」は約6割だった。つまり、4割の妻は浮気をされても“真剣に離婚を考えない”。