5月中旬のある夜、都内高級住宅地に建つマンションの玄関先。スポーティーな自転車を操って帰宅したのは経済評論家の勝間和代さん(49才)。早大大学院でMBAを取得し、世界一のコンサル会社マッキンゼー勤務など華々しいキャリアを誇る彼女は、大学生の時に出産した長女をはじめとする3人の娘の母親であり、2度の結婚・離婚も経験している。「カリスマワーキングマザー」として、時代をリードしてきた存在だ。
200平方メートルを超える広々とした自宅で、この春まで、勝間さんは三女(19才)と2人で暮らしていた。だがこの夜は、勝間さんの帰宅後に、もう1人の美女がこの家に帰ってきた。彼女の名前は増原裕子さん(40才)。彼女はレズビアンであることを公表し、2013年3月には元タカラジェンヌの東小雪さん(33才)と東京ディズニーシーで同性結婚式を挙げた。2015年に東京都渋谷区が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める「パートナーシップ証明書」の交付を始めた際、その第1号となった女性である。
勝間さんと増原さんの同棲を知った女性セブンは、ふたりに話を聞きたいと接触し、インタビューする機会を得た。取材当日の朝、勝間さんは自身のブログで「プライベートな報告」として増原さんとの同性愛を告白し、瞬く間にネット上で大きな反響を呼んだ。
取材会場は勝間さんが経営するキッチンスタジオ。記者の前に並んで座ったふたりの表情はどこか吹っ切れたような爽やかな笑顔だった。