日本には400万社を超える企業がある。それぞれの社名には、我々の知らないドラマが詰まっている。そのドラマこそ、日本経済の歴史に他ならない。ここでは、「100年企業」4社のロゴと社名の意外な関係を紹介する。
【キユーピー】
創始者の中島董一郎が1919年に前身の食品工業を設立。米国留学中にマヨネーズを知り、大変興味を持っていた中島は、1925年に国産初のマヨネーズを販売するにあたり、当時人気のあったアメリカ生まれのキューピー人形のように「多くの人に長く愛されたい」との願いからこのロゴマークを冠したブランドを展開。
1957年には社名もキユーピー株式会社へ変更した。ちなみに社名は大きな「ユ」を使うが、これはデザイン上の理由からで、発音は「キューピー」でよい。