かつて『朝イチ』(NHK)での有働由美子アナが巻き起こしたワキ汗論争。有働アナはワキ汗をかいているのは「頑張っている証拠」と主張したものの、やはりなるべくなら気づかれたくない…というのが多くの人の思いではないだろうか。では、どう対策をしたらいいのか。
「汗ジミが目立ちにくい服を選びましょう」というのは、ライオン快適生活研究所の芳賀理佳さんだ。
「汗ジミが目立つのはグレーの服。それも吸水性の高い綿のTシャツです。逆にわかりにくいのは、白や黒の柄モノでポリエステル素材のものです」(芳賀さん)
とはいえ、汗ジミを気にして好きな服を着られないのはもったいない。制汗剤でワキ汗をブロックして、着たい服を着るのも手だ。また、汗ジミがついた衣服は、早めに洗うのがおすすめ。
「白い衣類は、着ている最中は汗ジミが目立ちにくいのですが、放置すると黄ばみとなって目立ってきます。また、皮脂汚れが残っていると、虫食いの被害に遭うこともあるので、しっかり洗濯しましょう」(芳賀さん)
汗ワキパッドを使用している場合も、においの原因になることがあるので、こまめに取り替えよう。
ここで、ワキの汗のシミが目だない4つの洋服のルールを紹介しよう。
【色】
「汗をかいて服が濡れた時、元の色とあまり差がない色だと目立ちにくい。例えば、白や紺、黒などの濃い色ですね。一方、汗ジミが一目でわかってしまうのは、グレーやベージュ、パステルカラーなどの明るい色です」(芳賀さん)
どうしても着たい場合は、素材や柄、形でカバーしよう。
【柄】
「汗ジミは、無地よりボーダーなどの柄モノの方が目立たない傾向にあります。つまり、柄を工夫するのも手。なお、柄が細かいほど、より目立ちにくいようです」(芳賀さん)
例えば、同じボーダーでも、太いボーダーより細い方が、より目立ちにくいという。グレーが好きなら、無地は避けて、グレー×白の細いボーダーを着るなど、工夫してみよう。
【素材】
「吸水性が高い綿素材は汗を吸いやすいので、汗ジミがよりわかりやすいんです。その点、速乾性や通気性が高いポリエステルやメッシュ素材は、汗ジミになりにくくおすすめです」(芳賀さん)
ポリエステルのサラッとした感触も夏にはうれしい。
【形】
「体に密着するようなデザインよりは、腕まわりに余裕のあるゆったりしたシルエットの方が目立ちにくいです」(芳賀さん)
仕事などでゆったりした服装ができない場合は、速乾性の高いインナーを着用するのも効果的。
※女性セブン2018年6月14日号