食欲の落ちる夏でも、つい「おかわり」したくなるご飯がある一方、わが家のご飯はあまり食が進まない…という人も多いもの。そこで、“ごはんソムリエ”こと明治15年から続く老舗米穀店6代目・徳永真悟さんに、美味しさを残したままごはんを保存する方法を聞いた。
【冷凍する】炊き上がったらすぐに冷凍
炊き上がった時、“今食べる分”“保存する分”に分けて、保存分は、すぐに冷凍を。
「できるだけ平らにし、表面積を薄くしてラップにくるみ、冷凍するのが◎。こうするとご飯の水分量が均一になるため、レンジで再加熱した時に、炊きたてに近い状態を再現できます」(徳永さん)
炊飯器は一定の温度で保温し続けるもの。放置するほど、ご飯の水分は失われてしまうので気をつけて。
【保存する】温度変化の少ない場所が◎
密封度の高い密閉容器やペットボトルなどに入れ、温度変化の少ない冷蔵庫の野菜室などで保存しよう。
「一定の低い温度で保管すると、米は眠っている状態になり、酸化しにくくなります。特に湿気の多い夏は、冷蔵庫で保存するのがおすすめです」(清水さん)
最近のマンションは機密性が高い。日中、誰もいない時の室温は30℃を超えることも多く、思っている以上に高温になっている。風味や味が落ちるだけでなく、虫もわきやすい。
※女性セブン2018年6月14日号