6月14日に開幕するロシアW杯の代表メンバーが決まった。注目の集まっていた香川真司(29、ドルトムント)も西野朗監督率いる“西野ジャパン”の一員として本大会に臨むことになった。
今回の日本代表は、ハリルホジッチ監督の電撃解任に加え、香川らビッグネームがギリギリまで“当落線上”という状況が続いていたため、関係各所に波紋を広げた。スポンサー各社は代表選手の写真入り関連商品などをすでにリリース済みだったからだ。
サッカー協会のオフィシャルパートナーであるキリンは、ビールに代表選手の画像をプリントした“応援缶”を発売済み。こちらは2017年11月のブラジル戦の写真を使用しているため、代表を外れていた香川の姿はなく、メンバー選考の結果に気を揉む必要はなかった。だが、6缶パックを包装する板紙の一部にはなんと「ハリル前監督の写真」が印刷されている。
パッケージを変える考えはなかったのかを聞くと「そのときどきのチームの姿を採用しているため、刷り直しは検討していない」(コーポレートコミュニケーション部)と回答。
チームはどん底なだけに、このままでは“メンバー選考までが一番盛り上がった”といわれかねない。
※週刊ポスト2018年6月15日号