毎年恒例の『日経エンタテインメント!』(日経BP社)のタレントパワーランキングが発表され、芸人部門でサンドウィッチマンが見事1位の座に輝いた。15本のレギュラー番組を抱え、今春からは『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日系)でゴールデンタイムで初のMCを務めるなど、サンドウィッチマンの勢いはとどまるところを知らない。
1998年に結成されたサンドウィッチマンは、ボケ担当の富澤たけし(44才)とツッコミ担当の伊達みきお(43才)の仙台出身のコンビ。
近年、テレビ局の制作費削減の影響などでコント番組が減少し、芸人が“芸”を見せる場もまた減ってきている。そんな中、サンドウィッチマンは今後、お笑い界でどのような役割を担っていくのか。
お笑い芸人評論家のラリー遠田さんが話す。
「2人で1人みたいなところもあるので、今後も一緒に活躍していくのでしょう。片一方がMCをやったり、本を出したりとピンで活躍するコンビが多い中、今コンビでともに歩んでいけるのは限られた芸人だけ。それだけふたりはバランスがいい。どちらかに頼ることもなく、お互いに支え合っているんです」
ファンを公言し、ライブにも足しげく通う大先輩の関根勤(64才)は、こんな期待をかける。
「ダウンタウン、とんねるず、ウンナン…今では大ベテランになってしまった。これからは、30代40代が中心になって番組を支えてくれると思う。サンドウィッチマンには、博多華丸・大吉やナイツとともに、お笑い界を引っ張って行ってほしいです」
今回、サンドウィッチマンに縁があるかたがたに「魅力を教えてください」と取材を打診すると、ほとんどの人が「彼らのことだったら」と、多忙の合間を縫って応じてくれた。「ふたりがいかに愛されているか」をそんなところからも感じることができたのだ。
伊達が“同世代で嫉妬するほどおもしろい芸人”として挙げるナイツの塙宣之(40才)と土屋伸之(39才)は、ライバルにエールを送る。
土屋「伊達さんは会う人に必ずあだ名をつけて。“つっちー、おはよう”と声をかけてくれる。簡単なようで、ああいうのはなかなかできない」
塙「人望があるからふたりの周りにはいつも人がいます。ただ働きすぎだから、体にだけは気をつけてくださいね!」
※女性セブン2018年6月14日号