芸能

俳優・大村崑「86歳の自腹ライザップ通い」を明かす

2か月で10kgも痩せたという

「最近、私のフェイスブックを見た人たちから『ずいぶん痩せたけど病気なのか?』と言われるんですわ」──そう語るのは、御年86歳の俳優・大村崑。芸能生活60周年の昨秋、旭日小綬章を受章。今年はNHK大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛の祖父役を演じるなど、老いてますます盛んな喜劇界の大御所に何があったのか?

「実は、2か月前からジムに通ってますねん。最近、お腹がどんどん前に出てきました。そんなある日、梅沢富美男さんのライザップのCMを見た家内が『これに行ってきなさい!』と。その日のうちに電車で通えるスタジオを家内と見学し、夫婦そろって入会してしました(笑)」

 これまでも、スポーツジム通いや自宅のトレーニングマシンで運動を欠かさなかったというが、「家内に内緒で何度ズボンを直しても、サイズを広げた分だけお腹が追いついて来る。ドラマ『赤い霊柩車』シリーズで26年間着続けている石原葬儀社のジャンパーもだんだんキツうなって、ロケ現場ではスタッフ2人がかりでチャックを閉めてもらうありさま。衣装さんにも『師匠、これ1着しかないんで、チャック閉まらなくなったらこのシーンは撮れませんよ!』って脅されていました」と苦笑いする。

 ライザップ通いを始めたときの体重は65kgで、ウエストは91cm。わずか2か月で10kg減、ウエスト9cm減の肉体改造に成功した。

「周りの年寄りは“ケガをする”だの“骨が折れる”だのと心配していましたが、ボクはこの歳で筋肉痛を覚える喜びを知りました。今ではお腹も見事にへこみ、履けなかったズボンも全部履けるようになった。いつまでも若々しく健康でいたいというのは、高齢者共通の夢。ボクみたいな80歳過ぎのおじいちゃんが、カッコいい体で登場したら日本中のみんなが元気になるんやないかな(笑)。

 費用? もちろん自腹ですわ。夫婦2人分、大枚をはたいて通っています。妻は2か月やって私ほど効果が出ていなかったので、1か月延長しました」

 髪もふさふさ、声にも張りがある。“元気ハツラツ”の86歳は、「高齢者の期待にコミットし続けたい」と笑った。

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