美尻を求める女性たちが、ボディメイクのために通うのが“美尻作り専門”のジムだ。そこでは、お尻を鍛えることに特化して写真のようなハードなトレーニングを行なっているのだ。個人指導ジム「ナイア」のトレーナーで、元ミスユニバース東京代表の大柳麻友氏がいう。
「ミスユニバースの候補に選ばれるまでは、細い体と小尻が目標でした。ですが、外国人の大きなお尻を見てから美意識が変わってジム通いをしたんです。すると、3か月間で、ヒップが85cmから93cmまで大きくなりました。一般の方でも、たとえば結婚式の時にドレスを格好良く着たい、といった理由で通っている方もいますよ」
大柳氏は「トレーニングに熱中するうちにトレーナーになってしまった」と笑うが、そんな彼女の理想のお尻とは何か。
「お尻を鍛えるとウエスト周りも細くなります。昔から言うように、女性の理想的な体はボンキュッボン。おっぱいは大きくするのが難しいですが、お尻は努力で大きくできます」
日本人女性も世界の女性たちと対等な目線で、美を追求しているのかもしれない。
◆取材・文/河合桃子 撮影/井上たろう
※週刊ポスト2018年6月15日号