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台湾人が描く大日本帝国台湾 台湾中興の祖『児玉源太郎』

「児玉源太郎〔日治台湾第四代総督〕」(イラスト/KCN)

 現在46歳の台湾人が、日本統治時代の台湾で活躍した人々を独特のタッチのイラストで描き注目を集めている。彼が「日本時代」をテーマにした背景には、アイデンティティが定まらぬ現代台湾人の苦悩があった。1972年生まれの呉旭曜(ペンネーム:KCN)。台湾を代表する現代アーティストの作品を紹介しよう。

【児玉源太郎〔日治台湾第四代総督〕】
 1898年に第四代台湾総督に就任した児玉源太郎は、行政組織を抜本改革するため官僚ら1000人以上のリストラを断行。その一方で、台湾総督府医学校(後の台湾大学医学部)を設立するなど教育に力を注いだ。

 また、警察組織を改革し治安維持を強化するほか、新渡戸稲造に意見書を作らせ台湾の農業・糖業の発展にも大きく寄与。当時の部下・後藤新平とともに、「帝国台湾中興の祖」と言っても過言ではない。

文・作品解説■藤重太

【プロフィール】(ふじ・じゅうた)1967年東京生まれ。千葉県成田高校卒業後、台湾大学に留学。卒業後は、日本と台湾の企業民間交流のコミュニケーション・コーディネーターとして活動中。「台湾から日本の原点回帰を」がモットー。

※SAPIO2018年5・6月号

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