前大会から選手の顔ぶれがほぼ変わらなかったロシアW杯の日本代表。W杯開幕2か月前にハリルホジッチ監督が電撃解任され、本田圭佑(31・パチューカ)が“引き金を引いた”という報道が駆け巡ったこともあったが、3大会連続でキャプテンを務める長谷部誠(34・フランクフルト)も“独特な存在”になっているという。
「マジメすぎる性格を選手たちが面白がっていて、チーム内には“ハセベる”という言葉が流行っている」(サッカー雑誌記者)
その由来は数年前に遡る。代表チームの大会期間中に誕生日を迎える長谷部へのサプライズのプレゼントを買いに行くため、吉田麻也(29・サウサンプトンFC)ら有志が朝の散歩を企画した際、「自分も参加する」と長谷部が空気を読まずに食い下がったことがきっかけで定着した表現だという。
「この一件で、“マジメすぎる”を意味する言葉として“ハセベる”が生まれた。今合宿中も他の選手たちがプールでリラックスしているなか、長谷部は一人だけバスローブに身を包み、プールサイドのデッキチェアで読書に耽っていました」(現地記者)
※週刊ポスト2018年6月22日号