池井戸潤氏の小説を初めて映画化した『空飛ぶタイヤ』が6月15日に公開された。運送会社社長の赤松徳郎(長瀬智也)は、脱輪事故の原因として整備不良を疑われる。しかし車両の構造に疑問を抱き、製造元のホープ自動車に再調査を要求。
対応した沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、社内調査を進めるうちに隠されていた真実に気づくが──。今作品で初共演となった長瀬智也(39才)とディーン・フジオカ(37才)がお互いについて語った。
長瀬:お互いの魅力について話したら、止まらないですよ(笑い)。
ディーン:本当に(笑い)。
長瀬:まず同年代というのが大きかった。バックボーンは違うけれど、同年代というだけでぐっと近く感じるし。
ディーン:たしかに。メタリカ好きとかね。
長瀬:そう! 音楽の話も合うし、最初から溶け込みやすさがあった。正直、自分のことを話している余裕はないから、お互いの人間性はわからないところから芝居をしていくんだけど。話し合わなくても、芝居の中で相手の考えていることがわかる瞬間があったんですよ。たとえば、“ここのセリフ、ちょっと間を取るから…”とか話さなくても自然とわかるみたいな。
ディーン:たしかに、そういう話はしなくてもわかるというのはありましたね。
長瀬:そう。言葉にしなくても思っていることがわかるというのは、たくさんある出会いの中でも、なかなかないことだから。純粋にうれしかった!
ディーン:こちらこそです。ぼくだけが知っている長瀬さんの魅力が、あるんですけど。スプレーで髪を固めるときに、液が顔にかからないようにフェイスガードをつけるじゃないですか。長瀬さんがスプレーでシューッて吹きかけてからガードをつけるのを見てしまって、お茶目な人だなと(笑い)。
長瀬:スプレーの霧から、どう逃げるか挑戦してたの(笑い)。ディーンくんは、カラオケボックスをメイクルームに使ったときに、ガンガン歌いまくったんだよね。最高だな!と。一見、そんなキャラに見えないのに、そうじゃないところが、本当の“おディーン”の姿なんだよね(笑い)。
──もしも2人でセッションをするなら、どんな曲がいい?
長瀬:昔、番組の企画でいっしょに演奏したことがあるんだけど、セッションよりもいっしょに曲を作ってみたいな。
ディーン:それは面白そうですね。
長瀬:ディーンくんも、音楽のことすごく好きだし。
ディーン:そうですね。お互いにアイディアを出し合いながら。
長瀬:そうそう。こんなのいいね…という感じで、作ったら楽しいだろうし、いい曲ができそう。
※女性セブン2018年6月28日号