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歯茎マッサージ、喫煙、抗生物質…歯周病にまつわる嘘や誤解

歯周病にまつわる誤解を解く

 日本人の抜歯原因1位が「歯周病」だ。にもかかわらず、患者を惑わせる様々な“嘘”や“誤解”が蔓延し、検査や治療が必ずしも適切に行なわれていない実態がある──発売即重版の話題書『やってはいけない歯科治療』著者のジャーナリスト・岩澤倫彦氏が“歯周病治療の罠”を告発する。

 * * *
 歯科医が去年出版した著書にこう記されていた。

「歯周病は歯茎マッサージで治る!」

 その“効果”について、歯周病治療のリーダーとして歯科医たちを指導する弘岡秀明氏(スウェーデンデンタルセンター・院長)に聞いた。

「マッサージすると、歯肉が引き締まるので、歯周病の症状が改善したと“錯覚”してしまうのです。昔から、歯肉マッサージで歯周病は治ると主張する歯科医がいますが、原因の細菌を除去しなければ、歯周病は決して治りません」

 間違った情報に騙されないよう注意してもらいたい。

 こんな間違った情報もある。以前取材した歯科医の一人が「定期的に検査を受ければ、歯周病患者でも喫煙可能」と記事に書くように要求してきた。自分のクリニックに患者を誘導する意図が見えたので断わった。日本歯周病学会のガイドラインから、抜粋・要約する。

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