池井戸潤氏の小説を初めて映画化した『空飛ぶタイヤ』が6月15日に公開された。運送会社社長の赤松徳郎(長瀬智也)は、脱輪事故の原因として整備不良を疑われる。しかし車両の構造に疑問を抱き、製造元のホープ自動車に再調査を要求。
対応した沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、社内調査を進めるうちに隠されていた真実に気づくが──。今作品で初共演となった長瀬智也(39才)とディーン・フジオカ(37才)が家族について語り合う。
長瀬:赤松のように結婚して家族がいるのは、すごくうらやましいですね。映画の中で家族のシーンは多くはないけど、赤松にとってはすごく大きな意味のあるシーンだと思うんですよ。
ディーン:(独身の)沢田を演じていて思ったんですけど、本当にひとりって寂しいなって(笑い)。
長瀬:あはは! キョンちゃん(深田恭子)が演じた奥さんのように大きな器を持った柔らかい綿のような存在がいて、赤松は奥さんからの何気ない一言がすごく響いたりする。とても大きな愛で、救いのようなものでもあって、それが赤松を動かしていたところがあるんですよ。それは今の自分にはないものなので、憧れますね。
ディーン:家に帰ってナッツを食べながら、ひとりで企画書を書いているシーンがあったんですけど。独身生活ってこんな感じなのかな?と。もしも自分だったら…と想像しました。
長瀬:かわいそうだよね! 赤松だけじゃなくて、日本中で所帯を持っている人が、大切さに気づくべきだと思うんですよ! 家族の平和は世界平和だから。
ディーン:本当にそうですよね。家族がいるとエネルギーになるし、家族平和が世界平和につながるのかなって思います。
長瀬:ディーンくんは、家族がいるからいいよね! ぼくなんて家に帰っても、猫しかいないから(笑い)。
──今回初共演ながらも、息がぴったりな2人ですが、もしもドライブに行くなら?
長瀬:ドライブに行くなら、やっぱり地元かな? ディーンくんは、福島ですよね?
ディーン:そうです。地元ドライブ、いいですね!
長瀬:福島の次は、おれの地元の神奈川に来てもらってね。(車中で)音楽を流しながら。
ディーン:最高ですね。ぜひとも行きたいです。
──では、2人で食事に行くならどこ?
長瀬:シンガポール料理とかベトナム料理に行きたい! ディーンくんが詳しいから。
ディーン:おいしくて、おすすめのお店はいろいろありますよ!
長瀬:ぼくのレパートリーの中にないからね。
ディーン:長瀬さんのご近所にも、おいしいお店があるんですよね。
長瀬:そう。ディーンくんに教えてもらったんだよね。いろいろおすすめのメニューを聞きながら、いっしょに食べたいですね。
※女性セブン2018年6月28日号