『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)や『半分、青い。』(NHK朝の連続テレビ小説)に出演する人気俳優・中村倫也(31才)。今、大注目のカメレオン俳優だ。果たして、その知られざる素顔とは?
◆見てくれる人を混乱させたい
今春だけでも『崖っぷちホテル!』のツンデレ兄貴・江口、『半分、青い。』のゆるふわ男子・正人、『ミス・シャーロック』(Hulu)の仕事熱心な刑事・柴田、映画『孤狼の血』のシャブ中ヤクザ・永川…と、個性際立つキャラを熱演。
“カメレオン俳優”の素顔はどれに近いの?
「友達からは正人っぽいと言われたり、マネージャーは江口が近いっていうし。周りの意見はバラバラですね(笑い)。台本はロジカル(論理的)に読み解くタイプだから、どの役でも距離感を持ってる。どれもあるし、どれもないかな。見てる人が混乱してくれたら嬉しいですね」
◆崖っぷちチームはめちゃ仲よし、何度もご飯行ってます
崖っぷちと朝ドラ、撮影現場の雰囲気ってどう違う?
「朝ドラはヒロインである永野芽郁ちゃんの負担がとにかく大きいし、スケジュールがハードなので、みんなでご飯に行く余裕は全然なかったです。崖っぷちは…役柄と違ってけんかもせず(笑い)、かなり仲がいいですよ。ムードメーカーが西尾まりさんやくっきーさん、それを見守るのが“吉本三兄弟”のお兄ちゃん・宮川大輔さん。誰ともなくご飯行こうってなる、いいチームワークなんです」
◆“正人ロス”ブームを起こして、もう一度登場させてください
『半分、青い。』では、鈴愛を「ゴメン、そんなつもりじゃなかった」と拒絶した正人。6月7日の放送を最後に出演シーンはなく、“正人ロス”の声も聞こえてくる。
「鈴愛ちゃんをフって、全国の視聴者に嫌われたかもと心配でした(笑い)。今後の再登場? どうかなぁ~。もし、まだ出られるようなら鈴愛ちゃんを助ける白馬の王子さまみたいな役がいいな。期待しててください」
【PROFILE】中村倫也(なかむら・ともや)1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、映画『七人の弔』でデビュー。2014年の主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇対象男優賞受賞。コメディーからシリアス、女装含め、多数のドラマ、映画、舞台、CMに出演中。
撮影/藤本和典
※女性セブン2018年6月28日号