「毎年のことですが、担当番組の関係者以外には撮影内容が伝わらないのが『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)です。なので、本当にトライアスロンができるのかと、内情を知らないスタッフはみんな首をかしげています」(日本テレビ関係者)
先日、番組の目玉でもあるチャリティーマラソンのランナーにANZEN漫才のみやぞん(33才)が選ばれ、番組史上初めて“トライアスロン形式”で行われることも発表された。
トライアスロンとは、五輪競技の1つ。国際基準は海や湖での水泳1.5km、自転車40km、ラン10kmを順番に1人で行う競技だ。
「みやぞんさんは『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で難題を次々にクリアする驚異の身体能力の持ち主。過去でいちばん苛酷な内容になるのではないかといわれています。たっぷり“24時間”も尺があるので、競技のトライアスロンよりも全種目で大幅に距離をのばすのは当然でしょう」(前出・日本テレビ関係者)
1993年には間寛平(68才)が200kmランに、2015年にDAIGO(40才)が100kmに挑戦。となると、「みやぞんさんは水泳10km、自転車100km、マラソン100kmくらいでしょうか」(前出・日本テレビ関係者)と言う。
無謀のようにも思えるが、みやぞんならケロリとやってしまいそうなところがたのもしい。しかし、前出の関係者は、企画自体に黄色信号が点滅しているというのだ。
「まずネックになるのは水泳です。番組時刻に合わせてスタートとなると、夜に海で泳ぐことになる。一瞬でも波にのまれたら真っ暗な海で行方不明になりかねない。みやぞんファンの子供たちへの影響も考えなければいけません。かといって、プールで泳ぐっていうのも番組の画(え)的にはなし。もはやトライアスロンではないですが、水泳の順番をズラすしかありません」
となると、スタートが自転車か。しかし──。
「スタートが自転車だと楽に見えますし、ゴールが自転車もイマイチです。おそらく夜は走ってスタートし、朝から泳ぐという流れでしょう。それで自転車に乗って、ラストはまたランになるんじゃないでしょうか。ただ、そういった構成になると、トライアスロンとはいえません。企画自体、白紙にしないと、という話も出ています」(前出・日本テレビ関係者)
コースの問題もある。
「自転車なので道路を走らなくてはいけません。その姿を映そうと道端で待ち構えていても、自転車はスピードがあるのでみやぞんさんは一瞬だけしか映らない。なので、どこかで道路を封鎖して、車で追走しながら撮影に臨まなければいけません。番組のためだけに長い距離を封鎖するのも厳しい」(テレビ局関係者)
しかし、不可能を可能にするのがみやぞん。期待は大きくなるばかりだ。
※女性セブン2018年7月5日号