核家族化が叫ばれて久しいが、1世帯あたりの人員が一番多いのはどの県か? 人口38位の山形県は、一世帯当たりの人員、つまり「家の中の人口」が1位。全国平均が2.33人なのに対して、山形は2.78人で、1976年から40年以上、全国トップを走り続けている。
山形は世帯人員が1人の単独世帯数が47位と最下位で、逆に3世代同居の割合がトップ。平成27年の国勢調査によると3世代の同居率は17.8%で、全国平均5.7%の3倍以上だ。
同年の農水省の調査によると山形の農業従事者の割合は4.8%と高い。家族単位で農作業を行なう労働スタイルが背景にあると分析されている。
◆取材協力/友部謙一
※週刊ポスト2018年6月29日号