国内

震源からわずか10キロ 籠池氏の自宅に安否確認直撃

幸い被害はなかったという(時事通信フォト)

 そういえば、あの人は大丈夫か──大阪北部地震発生の第一報を聞いたとき、森友学園問題を取材してきた本誌記者の頭に浮かんだのは、籠池泰典・前理事長の顔だった。

 大阪・豊中市にある籠池氏の自宅は震源から西にわずか10キロ、揺れは震度5弱。約1年前に多くの報道陣が詰めかけ、連日のようにテレビに映った籠池邸は築約40年。外壁や門扉は見るからに古い造りだった。

 補助金詐欺容疑で起訴された籠池氏は去る5月25日に保釈され、自宅に戻っていた。地震発生時の様子をこう語る(以下「」内は籠池氏)。

「いや~、ビックリしましたわ。犬の散歩が終わって、餌をやった直後に突然“ドーン”と揺れがきました。妻含め、家も無事ですし、家族にも怪我はありません。なんせウチには、倒れてくるような家具も、割れて危ない食器もない。紙皿を使って食事してるくらいですから」

 だが、籠池氏がこの家に住める時間はもう長くない。民事再生中の森友学園に対して大阪地裁は今年6月14日、自宅を強制競売にかけると公告。入札期間は6月28日~7月5日で、土地と建物一括の売却基準価格は2138万円。最低価格(買受可能価格)は約1710万円だ。

「もともと土地と建物を合わせて4000万円とか5000万円で買ったものなんですけどね……こんなに安くなってしまうのは悲しいですな。今回の地震でも傷やひびはひとつも入らなかった。この家より、瑞穂の國記念小學院のほうが心配です。ガラス製品が多い理科室なんか、大丈夫やろか。人目が気になるし、なかなか様子を見にいけなくて……」

関連記事

トピックス

原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
《覆された引退説》「本人というよりかはスタッフのため」中居正広が芸能活動の継続を示唆、モチベーションの“源泉”は
NEWSポストセブン
レギュラー番組に深刻な影響が出ている中居正広
【全文公開・前編】中居正広、深刻トラブルの後始末 『金スマ』収録中止、『世界陸上』リポーター構想は白紙…『だれかtoなかい』は代役に香取慎吾を検討か
女性セブン
山口組抗争は10年に及ぶ(司忍組長。時事通信フォト)
ラーメン店長射殺から宅配ヒットマンまで事件多発の「山口組分裂抗争10年」、収束には一方的な「抗争終結宣言」しかない【溝口敦氏×鈴木智彦氏が予測】
週刊ポスト
中居正広(時事通信フォト)
【独占】中居正広「謝罪コメント」に被害女性“X子さん”が思いを告白「私の人生は元には戻らない、それだけです」
NEWSポストセブン
第49回報知映画賞授賞式で主演女優賞を受賞した石原さとみ
石原さとみの夫が経済紙に顔出しで登場 勤務先では幹部職に大出世、複数社で取締役を務め年収は億超えか 超スーパー夫婦の‘秘策”は瞑想
女性セブン
お店の前で合流する永瀬廉と西畑大吾
「だいれん」キンプリ永瀬廉&なにわ男子・西畑大吾が“決起集会” 1月期ドラマで共演、仲が良すぎて“ムズすぎる”場面も
女性セブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現(写真はイメージです)
《独占告白》「こたつに入ったクマが食べたのは…」年末に自宅を荒らされた家主が明かした緊迫の一部始終「チョコレートやみかんには手を付けず」「小さな糞がたくさんあった」
NEWSポストセブン
小説家の葉真中顕氏(右)と新刊『将棋で学ぶ法的思考』(扶桑社)が話題の法学者の木村草太・東京都立大教授が対談
《2025年の将棋界を予測》藤井聡太七冠の圧倒的強さの秘密 対局相手を絶望させる「2度負かされる」の意味、負けた棋士が調子を落とす「藤井イップス」も
週刊ポスト
元「ANZEN漫才」のみやぞん(Instagramより)
《5500万円のロールス・ロイスを買いたい》みやぞんが“金持ちキャラ”に激変 「ANZEN漫才」解散後の相方は月収は850円で「広がる格差」
NEWSポストセブン
来る3月、大谷翔平が日本に凱旋
大谷翔平、日テレが生中継する開幕前の壮行試合に“出場拒否”の可能性 依然として尾を引く「新居報道騒動」
女性セブン
けがの前と変わらない立ち姿を披露された美智子さま(2025年1月2日、東京・千代田区。撮影/JMPA)
美智子さま「杖をつかずに一般参賀に参加」の目標を見事に実現 宮内庁病院は看護師2名の追加採用を決定、“快復のカギ”となるか
女性セブン
450日以上にわたって拘束され続けているリリー・アルバグさん(イスラエル大使館の公式Xより)
《停戦合意を前に19歳女性の人質動画を公開》ハマスが450日にわたり拉致・監禁「性奴隷」と呼ばれ…深刻な肉体的苦痛の実態「もう私たちが知っている彼女ではない…」
NEWSポストセブン