6月下旬の午後4時過ぎ。横浜市郊外の住宅街を、1台のタクシーが走っていた。表示灯には「迎車」の文字。あるマンションの前に停車すると、後部座席に男女2人が乗り込んだ。
薄い水色のジャケットにデニムパンツ姿の小室圭さんは紙袋を1つ抱えている。ジメジメした日には似つかわしくない大きなマスクと、周囲を警戒する眼差し。その隣で、小室さんの母・佳代さんは、ひざ上丈の水色のワンピースにグリーンの薄手のカーディガンを羽織り、大ぶりなサングラスをかけている。助手席にSPが座り、タクシーはゆっくりと動き出した。
前日23日、恵比寿ガーデンホール(東京都目黒区)では、実に4年ぶりの光景が広がっていた。インドネシアとの国交樹立60周年を記念したコンサートを鑑賞された秋篠宮ご一家。佳子さまが留学を終えられ、公務の場でご一家5人全員が揃うのは、2014年8月以来だった。
「眞子さまと佳子さまは、白地にブルーの花柄ワンピースにジャケットというさわやかなペアコーディネート。インドネシア民謡や舞踊のほか、気仙沼小学校の児童たちによる、阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた『しあわせ運べるように』などのコーラスをお聴きになりました」(出席者)
「御代がわり」まで残り1年を切った。それに伴い、秋篠宮さまが「皇嗣」となられる。その時を厳かな雰囲気の中で迎えるためには、道筋をつけておかなければならない難題がある。眞子さまと小室さんの結婚についてだ。
前述の小室母子のお出かけの約2週間前のことだ。6月10日、その日も母子はSPを伴って、秋篠宮邸がある赤坂御用地(東京・元赤坂)の門をくぐっていた。
「小室さん自身は、今年2月に結婚延期が発表された後も、何度か秋篠宮邸を訪問しています。眞子さまとの“おうちデート”ですが、秋篠宮ご夫妻はお部屋にふたりだけにするのは避けて、必ず職員を同席させているそうです。小室さんから、“ご夫妻にご挨拶したい”という申し出があったときも、“それには及びません”と門前払いのこともあったといいます」(宮内庁関係者)
この関係者が驚いたのは、今回はそこに佳代さんも同席したことだ。
「小室さんと佳代さん、そして眞子さまに加え、秋篠宮ご夫妻を交えて『両家会談』の場がもたれたようです。佳代さんが秋篠宮邸を訪れたのは、今年1月以来のこと。そのときは、年末に報じられた『400万円金銭トラブル』について佳代さんが職員に説明し、さらに“騒動を収めるために皇室でお金をサポートしてほしい”と申し出たそうです。それを聞いた紀子さまは唖然とされ、決定的な亀裂が生じました。
あれからちょうど半年が経ちました。冷静になって両家が話し合う場が持たれたのでしょうが、内容がシビアなものだったのは間違いありません」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2018年7月12日号