シャンパンに白ワイン、赤ワインと杯を重ね、ゲストの平原綾香が生歌唱した『Jupiter』を陽気に口ずさむ安倍昭恵さん(56才)に、多くの出席者が冷や汗をかいたのは言うまでもない。
6月16日、東京・恵比寿の超高級フレンチ『ジョエル・ロブション』で、安倍晋三首相(63才)の母・洋子さん(90才)の「卒寿」を祝うパーティーが開かれた。首相夫妻のほか、親族や友人ら約80人が出席したという。
「まるで中世の貴族の晩餐会でした。贅を尽くしたコース料理はもちろん、マジシャンが登場して手品を披露したり、安倍総理の知人だという平原綾香さんがバースデーソングを歌ったり。さすが、名門政治家一族の“ゴッドマザー”にふさわしい華やかさでした」(出席者の1人)
“昭和の妖怪”岸信介元首相の長女にして、安倍晋太郎元外相の妻である洋子さん。「今回のパーティーの出席者リストも洋子さんが最終決定した」(安倍家の関係者)というぐらい御年90才にしてパワフルだ。
「息子が首相在位期間歴代3位になっても、まだまだ『安倍・岸家』には問題山積で気が休まらないというのが、本当のところでしょう」(全国紙政治部記者)
目下の憂いは、森友問題の“戦犯”の昭恵さんだという。パーティー前々日、都内のトークショーにゲスト登壇し、「私は変態コレクター」「批判は神様からのご褒美」などと発言して、反省のカケラもない様子が報じられた。
「パーティーでは安倍総理を挟んで洋子さんと昭恵さんが座っていました。でも、会話は一切なし。目を合わせることもありませんでした。お酒をあおってテンションが上がっていく昭恵さんが、洋子さんの逆鱗に触れないか、出席者はヒヤヒヤでしたよ」(前出・出席者の1人)
9月には、安倍首相にとっては「3選」がかかる自民党総裁選が控えている。洋子さんの親友で、故・加藤六月元農水相の妻・睦子さんが、「総裁選も勝ち抜いていただきたい!」とスピーチすると、心なしか洋子さんの表情が陰ったという。
「洋子さんは首相夫妻の前でポロリと“昭恵さんのおかげで3選は難しいわね”と漏らした場面もあったそうです。どうやらそこには3つの意味があって、1つはやはり昭恵さんを“総理夫人失格”だと思っていること。もう1つは首相が激務で体調を崩していることを心配する母心。もう1つは、『安倍・岸家』の跡取りがまだ決まっていないので、首相に“総裁選までに早く決めなさい”とプレッシャーをかけることです。洋子さんは“妖怪の娘”として、安倍・岸家を支えることに人生を懸けてきましたから」(前出・記者)
しかし、そんな姑の“お小言”も、もはや昭恵さんには届かない。
「最近、“SNSを再開したい”“某団体の顧問に就任したい”と言い始めているそうです。周囲が止めても聞く耳を持たず…」(官邸関係者)
洋子さんの憂いは尽きない。
※女性セブン2018年7月12日号