1987年のイギリスの研究では、記憶力の低下など認知機能障害が生じた60歳以上の308人のうち、35人(11.4%)に薬剤の影響が認められている。
日本でも、多くの処方薬で認知機能が低下する副作用が報告されている。そこで本誌・週刊ポストは、厚労省所管の独立行政法人・医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開する医療用医薬品およそ1万5000の中から、添付文書の副作用欄に「認知障害」「認知機能障害」「認知症」と記載された有名薬20をリストアップした。それらを一覧表で紹介しよう。
※週刊ポスト2018年7月13日号