富山県北西部、富山湾に面する氷見市。国道415号線の「道の駅 氷見」は日本海の地魚に良質な天然温泉、さらに立山連峰の絶景を楽しめる贅沢なスポットとして、毎年100万人以上の来場者数を誇る。同駅広報担当の本多正樹さんはこう語る。
「寒ブリや海産物を氷見ブランドとして確立できたことも集客につながっていると思いますが、観光客の方だけでなく地元の方の利用が多く、リピーター率が高いんです。土日はお客様が多くて大変ですが(笑い)」
漁師の作業小屋を模した「ひみ番屋街」は、富山港直送の魚介類を扱う鮮魚街や飲食街に分かれており、回遊するのが楽しい。一方、農家と提携する直売所「みのりの番屋」では、地元の朝採れ野菜などがリーズナブルな価格で手に入る。購入商品に応じてオリジナルレシピをプレゼントするなど、温かみのある細やかなサービスにも余念がない。
週に一度は温泉施設の「総湯」に通うという地元の女性は「ここの温泉は関節の痛みによく効くんです。それに景色もとてもいいですからね」と話してくれた。
大人が求めるレジャー要素が凝縮し、賑わいを生んでいる。