本木雅弘(52才)・内田也哉子(42才)夫妻の長男、雅樂(うた・20才)が、モデル名「UTA」としてパリコレでモデルデビューを果たし、話題を呼んでいる。
「190cmを超える長身にネイティブ級の英語力。世界基準の逸材で、まちがいなくこれからブレークするでしょう」(ワイドショーデスク)
一方で、浅野忠信(44才)とCHARA(50才)の長男、佐藤緋美(ひみ・18才)も俳優デビューが決まり、木村拓哉(45才)と工藤静香(48才)の次女、Koki,(15才)も一足早くモデル活動を開始。
昨今、なにかと注目の二世タレントだが、振り返れば佐藤浩市(57才)や高嶋政宏(52才)・高嶋政伸(51才)、松たか子(41才)など、芸能界はそもそも二世だらけ。
“大型新人”の登場で、二世タレントの勢力図がガラリと変わりつつある現在。彼らのポジションを徹底分析してみた。
◆究極の親不孝カルテット
今回、二世タレントの勢力分布を監修したのは、コラムニストの今井舞さんだ。
「今、二世タレントの頂点に君臨するのは、人気バンド『ONE OK ROCK』のTakaでしょうね。ミュージシャンとして確固たる地位を築き、森進一の息子という出自など誰も思い出すこともない、究極の成功例。彼の活躍が『ジャニーズを去っても、こんな輝き方ができるんだ』という機運を高めました」(今井さん。以下「」内同じ)
逆に“失敗例”の最たるものが、高畑裕太、清水良太郎、橋爪遼、坂口杏里の四天王だ。
「逮捕で性的なだらしなさも発覚という、究極の親不孝カルテット。橋爪なんて、逮捕前はほとんど無名だったのに、性嗜好まで報道されちゃって(哀)。坂口杏里もホステス、AV、デリヘルと奈落のハシゴの後で、ストリッパーデビューが決定。しかし本番前にモメて降板。いまやトラブルのデパート状態です」
売り出し時はファミリー総出だが、今や七光り不要の怪優となったのは、元祖二世タレントの高嶋政宏・高嶋政伸。対極的に、親の存在を極力遠ざけて成功したのは佐藤浩市や宇多田ヒカル、そして杏だ。
「みんなやや複雑な親子関係を抱えているのが共通項。杏なんて、父の女性問題発覚はこれで何回目なのか」
パッとしない二世ライフを過ごすのは、徳光正行、仁科克基、IMALUの3人。
「キー局のテレビではあまりお目にかかれない面々です。IMALUは当初思い描いていたランクからだいぶ下げたところで活動することで、自分の中で手打ちした感じ。さらにその下には、ヤックンの娘の薬丸玲美が。『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)で“何様っぷり”をまき散らすのが、今の彼女の全仕事。ヤックンの娘、という一点以外にテレビに出る理由がまったく感知できない」
ハマ・オカモト、工藤阿須加、趣里、三浦貴大など、親を意識させずに着実に人気を得ている人もいる。
「そういう意味では、小泉孝太郎がいちばんニュートラルなポジションかも。二世というカードは見えるが、出さない。コンスタントによい仕事が来ているのも安定の証」
開き直って親の存在をアピールするか、一切伏せて実力勝負で行くか。芸能界は一筋縄ではいきません。
※女性セブン2018年7月19・26日号