今、20代後半の女性から、称賛されているのが、熟女カメラマンのマキエマキさん(52才)だ。エログロ風でちょっぴり笑えるその作品からは、昭和のピンク映画を彷彿とさせられ、レトロ感もたっぷり。今年3月に行われた、女性によるエロス表現の発表展覧会『第5回 東京女子エロ画祭』では、大胆なホタテビキニ姿などを写した『自撮りカレンダー熟女』が見事グランプリを受賞した。
マキエさんは結婚12年目。子供は授からなかったが、自撮り撮影でも制作活動でもいつも夫婦一緒。夫婦について、マキエさんに聞いた。
──3年前、初めて自撮りをしたとき、ご主人から反対されませんでしたか?
とくになんにも…。てか、“本気出したな”みたいな。といって応援っていうほどのこともなく、「明日のロケ何時?」「夜中2時ぐらいに出る」「じゃあ、早く寝ないとね」っていうような感じです。
──撮影の代役もご主人がなさるとか?
はい。もう、私が石垣の上で「こうしてこうやって寝て」って言うと、「こう? こっち向きぃ?」みたいな(笑い)。どちらかというと私が男っぽくて、彼が黙って3歩後ろをついてくるって感じ。“逆転夫婦”ってよく言われます。
──お金のことについて教えてください。
住居費と生活費(光熱費含む)は夫。食費とレジャー費は私。作品制作活動費は自分で賄っています。
──家事の役割分担はどうされていらっしゃるんですか?
以前は7:3でなるべくやっていました。けど、自撮りを始めてからは、彼の家事分担が増えたかも…。心身ともに消耗しちゃって、洗濯する余力もないという感じで。
──今回、この企画で使わせていただいた妄想ポスター。これもデザインをご主人が担当してくれました。
はい。ディレクション、コピーもすべて私。デザインのみ夫に頼んでます。一生懸命、手伝ってくれるんですけど、できあがってきたものにダメ出ししちゃうんですよねぇ、私。
──たとえばどんな点に?
なんか、夫は文字にしても色合いにしても、きれいでかわいいもんを作っちゃうんですよ。私としては、もっとお下品なギトギトの原色を使ってほしいのに、ピンクがかった赤とかで文字を作っちゃう(笑い)。
──それが唯一、ご主人、自分を出せるところかと…。
許しません(笑い)! もっと「ゲスさが足りない!」なんてダメ出しします。
──夫婦の営みに関してはズバリ月何回?
月に2~3回ぐらい。なるべくするようにしています。
──誘うのはマキエさんから?
それが、自撮りを始めてから、なんか夫がやたらとベタベタしてくるようになりましてね。かわいいんですよぉ、もう。
※女性セブン2018年7月19・26日号