7月9日からフジテレビの月曜夜9時台で、ドラマ『絶対零度』がスタートする。2010年、2011年放映分に続くSeason3は『~未然犯罪潜入捜査~』の副題が付けられ、沢村一樹が主演を務める。主題歌は家入レオの『もし君を許せたら』となった。
フジの“月9”といえば、過去に小田和正『ラブ・ストーリーは突然に』、CHAGE&ASKA『SAY YES』、米米CLUB『君がいるだけで』、藤井フミヤ『TRUE LOVE』、Mr.Children『名もなき詩』、安室奈美恵『CAN YOU CELEBRATE?』など主題歌が大ヒットした枠でもある。
著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)の中で、初期の“月9”や当時のドラマ界を取り巻く状況を詳細なデータとともに分析した岡野誠氏が語る。
「意外にも、当初は“月9”主題歌のオリコン順位は決して高くありませんでした。1年目(1987年)の5作のうち、トップテン入りはBaBe『I Don’t Know!』、田原俊彦『どうする?』の2曲だけ。他3作の主題歌は売り上げ1万枚前後と苦戦していました。
2年目の1988年、『君の瞳をタイホする!』の主題歌である久保田利伸『You were mine』が売り上げ34万枚を超える大ヒットに。続く、『教師びんびん物語』の主題歌である田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』も27.9万枚を記録。同曲は、当時の人気歌番組『ザ・ベストテン』、『歌のトップテン』で年間1位に輝きました」(以下「」内、岡野氏)