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DeNA白崎・高城トレードでチームに与える緊張感

ムードメーカーとして人気も高かった高城俊人(写真:時事通信フォト)

 7月9日、DeNA白崎浩之内野手、高城俊人捕手とオリックス赤間謙投手、伊藤光捕手の2対2の交換トレードが発表された。オリックスは2014年にベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた伊藤光を放出し、25歳の高城、27歳の白崎を獲得。内野手に故障者が続出しているチーム事情を考え、2軍暮らしが続いている白崎に白羽の矢を立てた。野球担当記者が話す。

「DeNAは、ベテラン捕手が必要というフロントの判断でしょう。一昨年はルーキーの戸柱恭孝が124試合出場しましたが、昨年の後半戦からは戸柱、嶺井博希が正捕手を争い、高城はルーキー・濱口遥大の専属捕手のような形で3番手でした。今年は嶺井が最も多く出場していますが、正捕手と呼べるような安定感はない。

 その中で3人とも打率1割台と全く打てておらず、3年目の戸柱が28歳、5年目の嶺井が27歳、7年目の高城が25歳と年齢もさほど変わらない。ドングリの背比べのような状態が続いていた中に、11年目で経験豊富な伊藤が入るメリットは大きい」(以下、「」内同)

 DeNAからオリックスへ移籍する2人は中畑清監督時代から将来を背負って立つ選手になることを期待されていた。白崎は途中からの出番が多かったとはいえ2年目に101試合に出場。ラミレス監督就任1年目には開幕スタメンに抜擢されるなど潜在能力を買われ、昨年の日本シリーズ第6戦ではスタメン起用されて同点ソロを放った。

 高城は高卒1年目では谷繁元信以来23年ぶりとなる先発出場を果たし、チーム事情からしても将来の正捕手は間違いなしと思われていた逸材だった。

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