芸能

「僕は寄付するプロ」高須院長が豪雨被害で現地行かない理由

今回は豪雨被害地へ飛ばない理由を高須院長が語る

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨に対する支援活動について、お話をうかがいました。

 * * *
──西日本を中心に記録的な豪雨となり、甚大な被害をもたらしました。

高須:僕も小学生のころに、地元の一色町で台風13号の直撃を経験しているんだよ。そのとき護岸堤防が決壊して、町の大半が水没して、本当に怖かった。今回の被害もそれくらいか、もっと酷いものなんだと思う。本当に心配だし、僕にできることがあればなんだってしたい。最大限に援助をしていくつもりだよ。

──これまで、院長は大きな災害があると自らヘリコプターなどで被災地に物資を届けるなどの支援活動を行っていますが、今回はなさらなかったんですよね。

高須:こちらもすぐに動ける状況ではなかったからね。ひとまず、日赤を通じて支援金を贈らせてもらったよ。そして、いざ動けるようになった時点では、すでに自衛隊や消防隊が現地で活動を始めていて、僕が出ていくと逆に邪魔になってしまう状況だったからね。ヘリコプターを飛ばすよりも、お金を差し出すほうが、正しい支援になると思ったんだよ。

──現場での支援は専門家に任せたほうがいいということですね。

高須:そう。僕は現場で医師としてできることはあるかもしれないけど、実際の救助のプロではないからね。“寄付をするプロ”ではあるけどね(笑い)。

──たしかに、被災地ではボランティアが逆に自衛隊などの活動の邪魔になってしまうケースもあると聞きます。

高須:ボランティアならまだマシ。いちばんよくないのは、現地で大きな顔をしてカメラを回しているマスコミだよ。SNSでは、被災地でマスコミが飛ばしているヘリコプターの音がうるさいという苦情の投稿も多いらしいじゃないか。東日本大震災のときは、支援のためにヘリコプターを飛ばそうと思ったら、マスコミがすべてのヘリをチャーターしてしまい、バスで支援物資を運んだこともあった。もちろん報道することも重要だけど、現地に行くメディアの数を減らしたり、ヘリではなくドローンを使ったり、いろいろ方法はあるはずだよ。

 報道するなとは言わないけど、何よりも被災地のことを第一に考えるべき。各局がこぞっていろいろな映像を流す必要性はそこまで感じない。少なくとも、救助の邪魔にならないように、被災地の迷惑にならないようにする必要がある。

 そして、人命第一であることだけは絶対に忘れてはいけない。ボランティアすることよりも報じることよりも、命を救うことが優先される。これだけは間違いないからね。現地でマスコミの人間が人命救助をしたっていう話がいくつか出てきてもいいとは思うんだけど、そうならないのはなぜなのか…って考えてしまうよ。

──話は変わりますが、タイでは13人の少年が洞窟に閉じ込められましたが、全員が無事救出されました。

関連記事

トピックス

初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
ピーター・ナバロ大統領上級顧問の動向にも注目が集まる(Getty Images)
トランプ関税の理論的支柱・ナバロ上級顧問 「中国は不公正な貿易で世界の製造業を支配、その背後にはウォール街」という“シンプルな陰謀論”で支持を集める
週刊ポスト
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン