ライフ

坂本美雨が語る『俺、つしま』の魅力は自由気ままな描写

坂本美雨が自由気ままな描写が魅力と語る『俺、つしま』の一コマ

 作画を兄が、文章とストーリーを妹が担当する兄妹ユニット「おぷうのきょうだい」さんが描いた漫画『俺、つしま』は2017年、彗星の如くツイッターに登場。そして、愛猫家を中心にたちまち話題に。

 4月26日に本が並ぶやいなや、書店では驚異の売れ行き。全国で売り切れが相次いだ。その後、重版を重ねて、現在は発売2か月で10万部を突破している。『ネコの扱い方』の著書もあるミュージシャン・坂本美雨さんは、その魅力をこう語る。

 * * *
 つしまを見ていると、幼少時から9才頃まで住んでいた高円寺の一戸建てを思い出します。

 今の時代、特に都心では病気予防や虐待防止で、猫は完全室内飼いが推奨されています。ですが一昔前は都心でも、猫が家の中と外を自由に出入りする光景が当たり前にあったんです。

 私が住んでいた東京の高円寺は特に野良猫が多くて、うちの中庭にもたびたび来てくれていました。もちろん来ればエサをあげるし、私の親はそこで寝泊まりができるように猫小屋まで作っていましたね。

 中には攻撃的な猫がいて、私も兄も「アシュラ」と名付けるほど怖くてなかなか触れなかったんですが、そういうところもかわいかったなあ。

 猫を飼いだしたのは7才の頃。庭で愛でるだけでは飽き足らず、私が拾った猫を初めて飼い猫として家に入れました。その時から30年近くずっと室内飼いです。

 それだけに、つしまたちが外で自由気ままに過ごしている描写が懐かしく、愛おしく映るんです。

※女性セブン2018年7月19・26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン