各県にある地方テレビ局には、キー局のアナウンサーを凌ぐ人気を誇るローカルアナが存在する。また、知られざる才能を隠し持つ「一芸女子アナ」も多い。女優の土屋太鳳と一緒にダンスの日本代表で活躍した過去を持つのは、札幌テレビ放送の大慈弥レイアナだ。
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中高6年間、創作ダンス部に所属していました。毎日昼休みも返上して練習に明け暮れ、仲間と泣いて笑ってダンスに捧げた“熱い青春”は人生の宝物です。
中学と高校でそれぞれ全国大会で2連覇。バラエティ番組ではダンスで鍛えたお尻が“型破りなケツ”と言われたことも(笑い)。今日の衣装は高3の時のもので、女優の土屋太鳳さんとはこの年、日本代表として一緒に北京遠征に行きました。
ダンスと仲間は私の礎です。大勢のスタッフで番組を作り上げる工程はダンスに通じると思い、アナウンサーを志望しました。一発勝負の舞台で培った物怖じしない精神力がいまに繋がっていると感じています。
いつか土屋さんに、あの時代が女優業にどう生かされているかインタビューしたいです。
●おおじみ・れい/1992年生まれ、東京都出身。立教大学卒業。2015年、札幌テレビ放送入社。出演番組に『どさんこワイド179』『シアターS』、ラジオ『オハヨー!ほっかいどう』『大楽勝美のクラシックも聴いてみよう!』など。
※週刊ポスト2018年7月20・27日号