ブラジルの5州14都市を15日間かけて巡る長期の海外公務のため、7月17日午前、眞子さまが羽田空港から日本を離れられた。
そのご出発直前の週末のことだ。列島各地で気温が40℃に迫る猛暑となった3日間、秋篠宮ご一家は異例の慌ただしさを見せていた。
13日金曜の11時前。皇居の半蔵門を秋篠宮さまが乗られた車が通過した。月に1度のペースで行われている、天皇陛下と皇太子さまとの三者会談に臨むためだ。1時間半後、晴れやかな表情で会釈される皇太子さまを乗せた車が皇居から滑り出た。しかし、その後いっこうに秋篠宮さまの車が出てこない。
「三者会談後、美智子さまを交えたご一家で昼食をとられた後、皇太子さまはすぐに退席されたようですが、秋篠宮さまはさらに1時間ほどその場に残られたようです。両陛下と深刻な打ち合わせをされたのでしょう。皇居に入られてから約3時間後、門から出られたときには、車外に視線を投げることもなく、かなりお疲れのように見えました」(皇室記者)
翌14日土曜11時。眞子さまが両陛下にブラジル訪問の挨拶をするため、半蔵門をくぐられた。車中の眞子さまは、どことなく緊張されたような表情だった。
「ご挨拶だけならば、30分も経たずに皇居を後にされるはずでしたが、およそ1時間、滞在されました。眞子さまがおひとりで両陛下と会われる機会は滅多にないので、両陛下が眞子さまのお気持ちを尋ねられる貴重な時間だったと思います」(前出・皇室記者)
眞子さまとの結婚行事を延期中の小室圭さんの海外留学が報じられてから、両陛下はその日、初めて眞子さまと顔を合わされた。
「お帰りの車の窓を開けられなかったのは、眞子さまとしては珍しいことでした」(前出・皇室記者)
そして15日日曜正午。快晴の空から降り注ぐ強い日差しを反射しながら、シャンパンゴールドの外車が皇居・乾門を通過した。後部座席には秋篠宮さまと紀子さまの姿があった。
「両陛下と昼食をご一緒されました。前々から決まっていた予定ではなく、数日前に急きょ決まった食事会だったそうです。驚いたのは日曜日なのに悠仁さまがご一緒でなかったこと。悠仁さまの教育のためにも、両陛下とお会いできる機会は逃さず、ご夫妻は必ず悠仁さまを連れていらっしゃいます。その日は、悠仁さまの前では話しづらいこともあったのかもしれません」(宮内庁関係者)
たっぷりと2時間半、秋篠宮ご夫妻は御所で過ごされた。お帰りの車での秋篠宮さまはお疲れの色が濃く、紀子さまは口を真一文字に結び、うつむき加減。車窓から外を眺める余裕さえないように見えた。