《彼をフィアンセとは呼ばないで》。米紙『ニューヨーク・タイムズ(以下、NYタイムズ)』の電子版が7月20日付で、そう題した記事を配信した。
秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚行事を延期中の小室圭さんは、この8月からフォーダム大学(米ニューヨーク)に留学する予定だ。同大は6日(日本時間、以下同)、公式サイト上に《日本のプリンセス・マコのフィアンセであるケイ・コムロを受け入れる》とする文書を公開。しかし、20日までに「フィアンセ(=婚約者)」という表現を削除した。『NYタイムズ』はその顛末を報じたのだ。
「宮内庁は正式に《小室圭氏は『納采の儀』を経ていないため『fiance』ではありません》というコメントを発表し、フォーダム大学に対して“説明”を行ったそうです。一般の結納にあたる儀式である『納采の儀』が無期限に延期されているので、小室さんが眞子さまの婚約者ではないことは厳然とした事実です。フォーダム大学は、宮内庁と小室さんの両者と協議した上で、皇室の長い伝統と慣行を尊重して、HPの文書を修正したと説明しました」(皇室記者)
『NYタイムズ』は、“日本の宮内庁やメディアが小室さんの結婚に厳しすぎる”という見方を紹介しながらも、小室さんが抱える事情にかなり踏み込んで報じている。日本のメディアが《小室さんの母親が、元ボーイフレンドから3万6000ドル(約400万円)を借りて返済していないと報じた》とか、《(小室さんの米国留学は)宮内庁が国外に追放したか、メディアによる執拗な取材から逃げるために留学を決めたと推測した》などと記述。さらには、日本人がSNSに書き込んだ、こんなメッセージの一部を紹介した。
《小室圭は秋篠宮家にも宮内庁にも言わず勝手に留学を決め、「プリンセスのフィアンセ」と売り込み奨学金を勝ち取った。こいつはこの先何度も裏切るはず。即刻、明日にでも破談にすべき!!》
ある宮内庁関係者は、こう頭を抱える。
「『NYタイムズ』の記事によって、一連の騒動が世界中に知られることになってしまった。しかも、記事中には“秋篠宮家の長女”という表現は一切使われず、眞子さまのことは『天皇陛下の孫』と紹介されている。決していいイメージではない」
別の宮内庁関係者が明かす。
「宮内庁の一部には、“フォーダム大学には小室氏についての公式サイトの文書そのものの削除を求めるべきだ”という声も上がっています。
そもそも、大学が入学予定者の情報を公開するということ自体が超異例のことで、それだけでも特別扱い。また、『フィアンセ』という言葉こそ消えましたが、『プリンセス・マコ』という文字はまだ残っていて、“小室氏と眞子さまは2017年9月に結婚の計画を発表している”という記述が追加されました。これでは、皇族と結婚する予定があるから授業料を免除されたという印象を与えます。
皇族と親戚であることをアピールして経済的な便宜を図ってもらうことは、許されることではありません。宮内庁の一部は、小室さんが入学の許可を得る際に大学に提出した申請書類の写しを入手しようとしているようです。そこに、『自分は将来、眞子さまと結婚する』などといったアピールが書かれていて、それが学費の免除につながったとしたら、大変なことです」
※女性セブン2018年8月9日号