8月1日は「バイキングの日」。帝国ホテルが1958年8月1日に、日本で初めてブフェ形式のレストランを開店してから、60周年を迎える。
その歴史と伝統を受け継ぐのは、帝国ホテル東京の本館17階にある「インペリアルバイキング サール」だ。200席の店内には、フランス料理を基本とした洋食メニューが40種類以上並ぶ。
2014年には「バイキングコンシェルジュ」を配置し、おすすめの料理や飲み物との相性などをアドバイスしている。コンシェルジュの今井寛司氏が語る。
「スモークサーモン、ポテトサラダ、ディナー限定のローストビーフといった当ホテル伝統のメニューを、少量ずつ一度に味わえるのが、バイキングの醍醐味です。
フランス料理のコースのように、前菜、スープ、お魚、お肉の順に、一度に何皿も取り過ぎず幾度かに分けて取っていただくと、より楽しめると思います」
年齢制限がないため、休日はベビーカーを押す家族連れも訪れ、平日は接待などのビジネス利用も多いという。60年間の歴史がつまった美味を心ゆくまで楽しめるはずだ。
■撮影/佐藤敏和、取材・文/戸田梨恵
※週刊ポスト2018年8月3日号