すそに大きなフリルがあしらわれた黒いミニワンピは膝上丈で、足元は10cmヒール。アラフィフには若々しいファッションを違和感なく着こなしているのは、酒井法子(47才)だ。7月18日、華やかな出で立ちで向かう先は、都内の住宅街の一角にある築40年以上の年季の入った古屋。外壁には雑草が張り付き、日光で所々変色している。
酒井が覚せい剤取締法違反で逮捕されてから9年が経った。
「離婚して8年、最近ショッピングセンターの近くで、年配の男性に寄り添って歩いているのを見かけました。新しいお相手がいるんでしょうか。あれから、だいぶ年月が経ちましたからね」(居合わせた女性)
酒井はこのところ、順調に仕事をこなしている。相変わらず台湾、中国、香港などアジア圏で大人気。テレビ出演こそ少ないが、絶えずコンサートやイベントの予定が入っている。この日も、子供の育成活動に取り組む『子ども健全育成大使』の就任式に出席していた。
酒井の抜擢に批判の声もあったが、「私でいいのか疑問があったけど、お力になれるなら一生懸命やらせていただきたい」と語った。
酒井は現在、逮捕時に暮らしていた高級マンションを出て、冒頭の古屋で暮らしている。
「事件後に彼女が頼った建設関連会社社長が持つ古いビルの一室です。6年前からずっとここで息子さんと一緒に住んでいます。再婚はしていないと思いますよ。今は仕事も忙しくて“荒稼ぎ”なんていわれることもありますが、自転車をこいでスーパーに行っていたり、移動も電車を使ったりとつつましい生活です。きっと、息子さんのために少しでもお金を残したいのでしょう」(近隣の住民)
酒井が逮捕された時、小学4年生だった息子は現在、19才になり、服飾専門学校に通っているという。
「息子さんは中高一貫の私立校に通った後、ファッションに興味があるということで、服飾の専門学校に進んだようです。元夫は昔からファッションに詳しく、実家はアパレル関係のショップを経営していたから、息子さんから相談することもあって今でも父子の関係は良好だそうです。しかし、酒井さん自身は元夫とはかかわらずに、自分の手だけで息子さんを育てたいと思っています」(芸能関係者)
今後もコンサート出演やディナーショーを予定している酒井。母は強くなった。
※女性セブン2018年8月9日号