女子アナ界には、かつて「30歳を過ぎたら“画面の華”にならなくなる」という「30歳定年説」が半ば公然と言われてきた。しかし、時代は変わり、オーバー30の女子アナの安定感や親近感が評価されるようになり、今や「熟女子アナブーム」が到来している。そう聞くと「ガラスの天井」が壊されたかのように見えるが、今度は「45歳」という新たな「天井」が出現しているという。
〈管理職のポストもチラついていた。(中略)キャスターを務めていた情報番組『あさイチ』の交代を打診され、自問自答の末に決断した〉
7月22日の朝日新聞に掲載された、有働由美子アナ(49)のインタビューがテレビ界に波紋を呼んでいる。
3月末にNHKを退社し、フリー転身。10月から『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のMCを控える有働だが、この間、独立の具体的な理由については語ることがなかった。
「現場か管理職か」の葛藤を明かした有働の告白に、「タブーをぶっちゃけた」とテレビ関係者たちがざわついている。
◆「もう出なくていい」
現在、テレビ界は硬派番組を中心にオーバー40、50の女子アナの起用が目立っている。『ニュース23』の雨宮塔子アナ(47)や『報道特集』(ともにTBS系)の膳場貴子アナ(43)、『サンデーステーション』(テレビ朝日系)の長野智子アナ(55)に『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)の安藤優子アナ(59)と、百花繚乱の様相だ。