芸能

SMAP再集結に現実味 東京パラリンピック演出家にファン沸く

SMAP再集結なら話題を呼ぶのは確実

 2020年東京五輪&パラリンピック開閉会式の演出陣が7月30日、一斉に発表された。総合統括には狂言師の野村萬斎が、五輪統括には映画監督の山崎貴氏が、パラリンピック統括には広告クリエーティブディレクターの佐々木宏氏が就任した。佐々木氏の名前に目を留めたのはSMAPファンだ。この起用でSMAPが再集結する可能性が、がぜん高まっているという。

 佐々木氏といえば、Softbankの「白戸家」シリーズをはじめ、サントリーの「宇宙人ジョーンズ」シリーズなど、視聴者やユーザーに人気が高いというだけでなく、CMコンテストの常連CMを数多く手がけるクリエーティブディレクターとして、広告界ではトップクラスの有名人だ。

「白戸家」の“お父さん犬”が当たったからか、よほどの愛犬家なのか、氏が関わるCMには白い犬が登場することでも知られる。
 
 そんな佐々木氏は、2016年の五輪リオ大会の閉会式で、東京大会引き継ぎ式の制作チームとして活躍した。あの“安倍マリオ”をはじめ、世界に「クールJAPAN」をアピールした立役者でもある。
 
 そんな佐々木氏が東京パラリンピックの開閉会式の統括をするというニュースにSMAPファンが沸いている。
 
 SoftbankのCMには、2009年からSMAPが関わっており、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回では、新しいCMが放送されていなかった時期にもかかわらず、SMAPのヒット曲『オリジナルスマイル』をBGMに、同社のSMAPのCM名場面を繋ぎ、件の“お父さん犬”に「さよならじゃ、ないよな」とつぶやかせた“新作”がオンエアされた。
 
 佐々木氏、SMAP関連CMといえば、木村拓哉とビートたけしが信長と秀吉を演じたトヨタ自動車の「ReBORN」も思い浮かぶ。
 
 そして、佐々木氏は電通から独立後、「シンガタ」という会社を設立しているが、そこに所属しているクリエイターの一人が権八成裕氏だ。彼の名前が、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の「新しい地図」による映画『クソ野郎と美しき世界』のエンドロールに流れたとき、ファンの中には「5本目のドラマ」と涙を流した人が多くいたそうだ。
 
 SMAPの楽曲『ユーモアしちゃうよ』などに詞を提供したことでも知られる権八氏と、同じく、CM界では知らない人はおらず、件の佐々木氏とタッグを組むことが多い澤本嘉光氏がパーソナリティーをつとめるラジオ番組『澤本・権八のすぐに終わりますから。』(TOKYO FM)に、『クソ野郎~』公開の前日、香取がゲスト出演。「このタイミングがあって、色んな方々の協力と、みんなの心がつながるって、こういうことなんだなって」と、安心しきった雰囲気で語ったことで、「新しい地図」をサポートするスタッフの多くが“昔からの顔なじみ”であることもファンに伝わった。
 
 パラリンピックについては、SMAP時代、メンバー全員が『日本財団』にて会見を行い、中居正広が「SMAPのPはパラリンピックのP」と挨拶をしている。『日本財団』のビル内のワンフロアにバリアフリーのオフィスを新設し、パラリンピックの競技団体を集合させた「パラサポセンター」もお披露目された。入口に香取慎吾作の壁画が飾られたのである。

 が、その後の“SMAP騒動”は、みなさん、御存知のとおり。SMAPのチャリティーやボランティア精神はファンが積極的に受け継いでいたものの、SMAPメンバーと“パラサポ”との縁は、ゼロになりかねないピンチに陥っていた。

 さらに、関わる広告代理店が変わったという“大人の事情”もあったのだが、「SMAPのパラサポ継続」のために水面下で多くの人たちが動いていたことも事実だ。

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