国際情報

メーガン妃にキャサリン妃がイラッ、英国王室「嫁嫁戦争」

7月のウィンブルドン観戦で初の2ショットを披露(写真/Getty Images)

 近頃、イギリスの王室では、プリンセスの間に不穏な空気が漂っているという。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。

「この5月にヘンリー王子と結婚したメーガン妃(36才)に対し、ウイリアム王子の妻・キャサリン妃(36才)がイライラを募らせているといいます。というのも、最近のエリザベス女王はメーガン妃を明らかに贔屓するような言動が目につきます。一方、女王とキャサリン妃の間には距離がある。複雑な思いがあるのでしょう」

 最初にキャサリン妃が“女王のメーガン贔屓”にショックを受けたのは、昨年12月の英王室のクリスマスパーティーに、結婚前だったメーガン妃が招待されたことだったという。それまでは配偶者でないと声がかからず、キャサリン妃自身も結婚の翌年まで招かれなかった。しかし、メーガン妃には婚約中に招待状が届き、王族との晩さん会に出席してプレゼント交換をした。

 5月に結婚式を挙げると、贔屓はさらに加速。6月13日、エリザベス女王は自身の公務にヘンリー王子抜きでメーガン妃を同行させ、さらにはロイヤルトレインと呼ばれる蒸気機関車にも同乗させた。キャサリン妃はもちろん、2人の王子も公務で乗車したことはなく、“特別待遇”に周囲は驚いたという。

 さらに、6月26日には英国で活躍する若者を支援する『ヤング・リーダーズ・アワード』にヘンリー王子とメーガン妃が出席した。これまではエリザベス女王が熱心に打ち込んでいたイベントだが、今後は夫妻が引き継ぐ予定だと報じられた。ちなみに、キャサリン妃はこのイベントに一度も招かれたことがないという。

「エリザベス女王とキャサリン妃は、結婚間もない頃から不仲が盛んに報じられました。エリザベス女王はいずれ国王の妻となるキャサリン妃に、王室の一員として勤勉に公務を果たしてくれることを求めていた。

 しかし、キャサリン妃は結婚前、王子とのデートを優先させるため定職に就いていませんでしたし、結婚後も子育てに専念するため公務は控えました。それなのに、プライベートでは王子とテニス観戦をしたり、友人を宮殿に招いたため、エリザベス女王は“優先順位が違う”と怒った。“怠け者のケイト”とあだ名を付けるほどいらだちを感じていたそうです」(前出・多賀さん)

 メーガン妃は、そんなキャサリン妃とは対照的だった。

「女王はメーガン妃の意欲を高く評価しています。アメリカ人のメーガン妃は、結婚前にイギリス国教徒に改宗し、英王室へのリスペクトを見せました。これは婚約会見でヘンリー王子が明かしたエピソードですが、エリザベス女王とメーガン妃が初めて会ったとき、女王が飼っているコーギー犬がしっぽを振りながらメーガン妃に近づいたそうです。その犬は王子に対しては激しく吠えるそうで、女王はさらにメーガン妃を信用したといいます。また、メーガン妃が慈善活動に熱心で、ジェンダーや人種の平等について積極的に意見を発していたことも、好印象なのでしょう」(前出・多賀さん)

 女王が彼女に特別に目をかけるのは、ダイアナ妃の死への反省と、王室の将来を見据えた考えもあるという。

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン