近頃、日帰り旅行者なども増え、プチブレーク中だというのが軽井沢だ。終の住処や二拠点居住地としても名前が挙がることも多い。ちなみに、軽井沢町民は1万9000人台で世帯数は1万世帯に満たないが、別荘は1万5000世帯もあるという。
軽井沢出身で、東京との二拠点生活中の『軽井沢ヴィネット』編集長・広川美愛さんはこう話す。
「近年は相続や固定資産税の問題から手放される古い別荘も多く、中古物件を購入し、リノベして費用を抑える人も。エリアにより気候や趣、生活のしやすさ、価格も異なるので、移住を決める前に貸別荘などを利用し、実際に軽井沢暮らしを体験すると安心です。厳寒や湿気対策など軽井沢に詳しい施工業者を選ぶことも重要です」
そんな軽井沢だが、鉄道の旅も魅力的。軽井沢は新幹線で東京から約1時間、しなの鉄道に乗り換て中軽井沢まで4分。観光列車『ろくもん』の旅も人気だ。
「連休中の軽井沢は大渋滞するので、車派も電車の併用を考えてみては。軽井沢駅は北口側にある旧駅舎&ホームに、飲食店や子どもの遊び場も登場。中軽井沢駅は立派な町営図書館を併設していますし、待ち時間も充分楽しめます」(広川さん)
20年前に廃線になった昔の軽井沢駅のホームが、今年4月にカフェ&ワインバー『オーデパール』としてオープンした。ワインは信州産のみ200種以上を常備し、価格も1杯約500円~1000円と気軽。
「電車やタクシー待ちに重宝しています」(広川さん)
■カフェ&ワインバー オーデパール
住所:軽井沢町軽井沢1178 軽井沢駅北口1階
定休日:不定
※女性セブン2018年8月23・30日号