昨今、巷では食品添加物の危険性が声高に叫ばれているが、加工食品の添加物の有無は必ず表示されている「原材料表示」に明記されている。2015年に施行された食品表示法で、食品添加物の表示方法は以下の3パターンとなっている。
【1】「原材料名」欄の「/」の後に羅列
【2】「原材料名」欄の原材料の後に改行されて記載されている
【3】「原材料名」欄に、「添加物」の項目が設けられている
多くのメーカーでは、【1】の「/」の後に記載する方法を採っているので、「/」以降をチェックして。
食品表示の中でも、いちばん最初に見るべきなのが、消費・賞味期限と保存方法が書かれた、「原材料表示」。この欄には原材料と添加物が、使われている量が多い順に表示されている。ここで気にしがちなのが添加物だが、消費生活コンサルタントの森田満樹さんは「国が決めた安全基準内で使われ、厳しい審査も受けています」と言う。さほど気を使う必要はないようだ。
消費・賞味期限とは、正しい方法で保存されたうえでの期限なので、必ず表示された指示に従わなければならない。たとえば、お好み焼き粉などは常温保存しがちだが、ダニなどの発生を回避するために開封後は冷蔵保存にするよう書かれているのだ。
「アレルギーのある人はアレルギー表示を、高血圧や糖尿病などの持病がある人は、まず食塩相当量などが書かれた栄養成分表示を見てください。それ以外の人は、消費期限・賞味期限と保存方法をチェックしましょう。
食事をするうえでまず考えるべきは食中毒のリスク。これを防ぐためには消費・賞味期限と、保存方法をしっかり確認する必要があるのです」(森田さん)
※女性セブン2018年8月23・30日号