ライフ

消費・賞味期限は「未開封」が大前提、アイスや砂糖は表示なし

消費期限は「安全の目安」

 加工食品には、原材料、アレルギー、栄養成分などの表示があるが、誰もが必ず最初に確認すべきは消費期限と賞味期限だ。

「消費期限」と「賞味期限」はどちらも、国が決めたガイドラインを参考に、事業者が設定している。

「微生物試験や理化学試験などを行い、それに基づいて、安全と品質を保証する期間を算出しています。いずれにせよ、これらの期限は“未開封”が大前提。封を開けたら、期限内の食品でもすぐに食べきるべきです」(消費生活コンサルタントの森田満樹さん)

 例えば賞味期限が14日後に設定された食品でも、冷蔵保存が条件なら、常温で一日中持ち歩いた場合、14日後まではもたない。消費・賞味期限は、保存方法とセットで守らなければいけない。

【消費期限】
 消費期限とは、日持ちしない食品に表示される「安全の目安」。例えば、弁当や総菜、生菓子、無添加のハム、パックに入った食肉、生かき、切り身にした魚介類などに、事業者が国のガイドラインに沿って設定し、表示している。

「定められた日は安全に食べられる限界。過ぎたら食べない方がいい」(森田さん)

【賞味期限】
 賞味期限は、比較的長く日持ちする加工食品に表示され、おいしさや品質を保証するための期限を表す。おいしく食べるための目安なので、消費期限と違って、期限が切れても、食べられないわけではない。賞味期限が3か月以上のものは年月の表記だけでよい。

 なお、食品表示法では、原則的にすべての加工食品に消費・賞味期限を表示するよう義務付けているが、ガム、アイス、砂糖、食塩、酒類、氷、飲料水などは、品質の劣化が極めて少ないため、期限は表示しなくてもいいことになっている。  

 ただし、これらの食品も未開封で保存方法を守ることが条件となっている。

※女性セブン2018年8月23・30日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト
本誌『週刊ポスト』の高利貸しトラブルの報道を受けて取材に応じる中条きよし氏(右)と藤田文武・維新幹事長(時事通信フォト)
高利貸し疑惑の中条きよし・参議院議員“うその上塗り”の数々 擁立した日本維新の会の“我関せず”の姿勢は許されない
週刊ポスト
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
NEWSポストセブン