芸能

続く『おっさんずラブ』旋風 終了後の物販という新たな金脈

物販もアツい『おっさんずラブ』(公式HPより)

 前クールのドラマでありながら視聴者の注目を集め続けている作品がある。『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)がそれだ。いまだ続く『おっさんずラブ』旋風について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 お盆が過ぎて夏ドラマは後半戦に突入。『義母と娘のブルース』(TBS系)や『グッド・ドクター』(フジテレビ系)などが右肩上がりの視聴率を記録するなど盛り上がりを見せています。

 しかし、話題性の面では、いまだ『おっさんずラブ』も健在。6月2日の最終回から2か月以上が過ぎた今も、個人のSNSでつぶやかれ、ネットメディアは記事を発信し続けています。

 7月末に『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』(オリコン)で作品賞と助演男優賞を受賞し、8月上旬には『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』(KADOKAWA)で最優秀作品賞を含む6冠を達成。ネット上には受賞者のインタビュー記事が次々にアップされてファンを喜ばせています。

 一方、ファンの活動も活発で、なかでも盛り上がっているのはロケ地めぐり。現在開催中の『テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭りSUMMER STATION』で公開されている春田創一(田中圭)と黒澤武蔵(吉田鋼太郎)が初めてランチデートした屋上のベンチや、最終回で春田が牧凌太(林遣都)に絶叫プロポーズをした豊洲の富士見橋などを訪れる人が続出しています。

 ファンは自分たちのことを「OL民」と呼び合って発信しているため、『ザテレビジョン』調査の視聴熱(ネット上のホットワード)ランキングでも、ずっと上位をキープ。話題の中心となっている田中圭さんは、「出てもらえれば売れる」と各誌のグラビアに引っ張りだこで、現在出演中の『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)と同等以上に『おっさんずラブ』のエピソードを話してファンを喜ばせています。

◆10月上旬まで絶え間なく続くグッズ販売

関連記事

トピックス

“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬・宮城野親方
【元横綱・白鵬が退職後に目指す世界戦略】「ドラフト会議がない新弟子スカウト」で築いたパイプを活かす構想か 大の里、伯桜鵬、尊富士も出場経験ある「白鵬杯」の行方は
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン