人間の一日の大半を占めるのは「歩く」「座る」「眠る」という動作だ。生きていくうえで欠かせない動きだからこそ、毎日特別な意識せず足を動かし、腰を下ろし、眠りにつく。
だが、最新の研究で明らかになったのは、日常にありふれたこれらの動作こそが「寿命」を大きく左右するという事実である。
「あの人は年をとっても健康的だな」
「あの人はいつまでも若々しい」
そんな羨望のまなざしを向けられる人々のふるまいは、いくつかの“条件”を満たしているというのだ。
その一例に、小泉純一郎元首相(76)がいる。約2年前に小泉元首相とゴルフをした長尾クリニック院長の長尾和宏医師がこう振り返る。
「小泉さんは僕より10歳以上も年上ですが、ゴルフ場でのあまりの若々しさにビックリしました。フェアウエーの真ん中をライオンのように“ズンズンズン”と歩く姿がとても印象的で……追いつくのが大変だったほどです」